2010. 7. 13|TUE

日記を書き始めて丸6年を超える。LOSCOとして現在読めるものは2005年の4月からのものだが、誤って消去してしまったぶんが一年分ほどあった。
二十歳から書いていたということになる。読み返すことはあまり無い。
昨日のことだが、『おばけ強盗団』をiTunes Storeをはじめ各所で配信しているものの、さて、聴いてくれた(未知の)人は一人でも居るのだろうか、と思っていたところ、Twitterを検索して、聴いてくれている方が居たことを知ることができた。
例えば『おばけ強盗団』だが、この5年ほど前に思い付きで作ったそれを、なぜにいまさら配信などしたのかと思い返すと、やはりこの日記に依るところが大きい。先ず、作った当時はそれをCD-Rに焼いて知人に配ったりしていたのだったが、それもほんの数日間のことで、あとは放っておいた。それから5年、なんだかんだがあり、15曲ほど音源が溜まっていたので、思い付きでアルバムとしてこのサイトでダウンロードできるようにしたのだった。それを聴いてくださり、そのうえ誉めてももらえたりしたため喜んでいたところ、簡単に各配信サイトでの楽曲の配信を委託できるサービスがちょうど立ち上がったとTwitterで知り、じゃあ、と、これまた思い付きでそうなったのだった。
それで未知の方に聴いてもらえたのだから、日記も書いて公開してみるものである。そもそもその誉めてくださった方との出会いもこの日記がきっかけだし、その他にも、例えばバストリオからの出演依頼も、この日記を付けていなければ無かったのではないかと思う。
時折、無性に気持ちが悪くなって消してしまおうかと考えるこの日記だが、それでもなお、決してダラダラでは無く、真剣に書き続けている。5年でこれだけの意義を感じることが出来ているのだから、10年続ければまた違ったものになるだろう。
まあ、だからといって「がんばる」だとかそう云うあれでも無いし、「日記を頑張る」なんて小学生の夏休みの宿題だし、そもそも頑張りようがないのが日記だ。そして今日も日記を付けよう。
断続的な豪雨の一日。雨の中、夜にふらりと山本(大樹)くんが家に遊びに来てくれた。彼は気さくで気持ちの良い人だ。『西山真来はなぜこうなってしまったのか』が終演してからは、ほんの数回しか会っていないと思うが、それでもすぐにすっと落ち着いて話せるのが楽しい。
山本くんが帰ってから、バストリオのサイトのことを少しだけし、椅子に座って強い雨音を聞いていると、とつぜん井上陽水の『夜のバス』のことを思い出し(梅雨時期に傘を二本も無くしてしまい、『傘がない』を頻繁に口ずさんでいたことも関係しているかもしれない)、聴きたくなって調べたが、iTunes Storeには無さそうだったため、仕方無くYouTubeで聴いているうちに中学のころ良く聴いていた陽水の『九段』というアルバムに収録されていた『ビルの最上階』という曲を思い出し、こっちはiTunes Storeにあったので試聴していると、「あ、俺このアルバム(『九段』)大好きだったんだ」と思い出し、Amazonで中古のそれのCDを注文し、それにしてもこんなアルバムを愛聴していたなんて暗い中学生だな、と思っていたら、ついつい中学生の頃、ほぼ毎日聴いていたGreat 3の『Romance』という暗いにもほどがあるCDのことを思い出し、当時、ファンから「死ぬんじゃないか」と思われていた片寄(明人)はところで今、何をしているのかと思い少し調べるとblogを書いていると知り、意外だったので少し驚きつつそれを読むと、彼がプロデュースしたフジファブリックの1stについて丁寧に書かれていて、「ああ、俺、あれ好きだったな」と思い出し、こちらはiPodに入っているのでヘッドホンを付け久しぶりに聴くと、「あれ、けっこう繰り返し聴いてたはずなのに」と驚いてしまうくらい、それは新鮮で、変態的で、そして素晴らしい音楽だった。そしたら朝になっていた。
