2010. 1. 8|FRI
なかなか寝付けないのでこうして日記を書いている。寝付きの良い、ものの5分で眠ってしまうような人というのは、日記が長く続き難いのではないだろうか。その日の回顧などする間も無く、新しい一日が始まる。反して、俺のようなものは潔く今日を終われず、こうして暗闇の時間に文章を綴っている。どちらが良いのかと問われれば、それは前者だろう。例えば、前者の様な人に、毎日日記を付けて偉いね/凄いね、などと言われれば、俺には何とも恥ずかしい、みっともないような気持ちが想起される。どうも罰を受けているような気持ちになるのだから、言葉を口に出したり、文字に起こすということは、いつまでも加害でしかあり得ないのだろう。そんなふうに思えば、インターネットの世界というのは、無尽蔵に言葉が蓄積される地獄の様相に見える。そして、その言葉たちはそれぞれの身体性を剥がれた状態であることが殆どだ。保有者が不明確になった言葉の蓄積は、『ドラゴンボール』の悟空の技、「元気玉」と同じ案配で集合し、いつか誰もが知らぬうちに、異常な、そして全てを超越した生命体を生み出してしまうのではないかと、心配で夜も眠れない。ただ、朝になると、まあ、そんなはずないよなあ、というか、そんな事を少しでも思ったということを忘却し、太陽の下すっかり夢の中だ。つまりまあ、昼夜が逆転してしまい、明け方に眠くなってしまうという話だが、それにしても日記そのものに取りかかるまえに、随分と余計なことを書いてしまった。
さて日記だ。午前起床。印刷会社に電話し、懸案事項の解決法を聞き、昼過ぎに出町柳で仕事の打ち合わせ、それから先日、破けたジーンズを履こうとしたら、その破けた膝の箇所からつま先を出してしまった姿を同居人に見られ、貧乏って感じ、と言われたのでズボンを買いに行き、スーツなどをクリーニングに出しに行き、洗濯し、干し、舞台公演の稽古に。……と、昼夜逆転の修正としては良い感じだったのに、稽古から帰宅しすぐに眠ってしまい、夜中に目を覚ました俺である。そして「ロケみつ」の四国一周ブログ旅の一挙放送を見てしまった俺である。レギュラー放送の時も見ていたが、昨年「コヤブソニック」で「桜」を見て、ああかわいい、と。そんなわけで一挙放送を見てしまったが、どうやら明日で一挙放送は最終回。良いね、早希ちゃん、と思いつつ眠ろうと湯たんぽに湯を入れ布団に入ったが眠れずこの日記。そして明け方。……やはりこうして日記を書けば、罰を受けることは必至に思えて仕方が無い。充実感をたずさえて「Publish」のボタンを押したことは無い。いつも何らかの背徳感を感じつつ。そして目に見える仕組みの無かった、かつては潜在していた罪と罰は、今日も巨大な何かに(Publishに)蓄積されていくのだった。つづく。
