2009. 11. 1|SUN

昨日10月31日のことから。昼過ぎから外出。神戸アートビレッジセンターで「drowning room」という展覧会を観る。知人の画家が出展されていたから行ったのだったが、思いがけず規模の大きな展覧会で、それにそもそもあまりコンテンポラリーな美術というのを観た事が無いから新鮮で楽しかった。一室を使った暗闇の中で観る作品があり、高嶺(格)さんの『在日の恋人』のことを思い出した。もうこの季節、山奥のあの洞窟は寒いだろうなあ……。
帰宅するとchikinと孝学くんが居て、なにやら会議をしていた。帰ると言った孝学くんを引き止め深夜まで話す。あまり何を話したかは覚えていない。
午前2時頃、皆帰り、そういえば今日(10月31日)はハロウィンだったが(chikinのトミーはハロウィン好きなので)、なにかそれらしいことをしたのか? と同居人に問うと、「いや、していない」との答えで、まあ、そうか、と思っていたら「あ、そういえばcossiは一応ジェイソンのマスクかぶってきて家のドア叩いたよ」と続けて言うので、思いがけずちゃんとした(というのも変だが)あれを……、と驚き詳細を問うと、cossiはジェイソンのマスクをかぶり無言で我が家の薄い玄関の戸を叩き、同居人と来客たちがなんだか外が騒がしい、と思うも放っておくと、なおも叩き続け、仕方が無いので誰だと思いながら同居人が戸を開けると、「お菓子くれー」と言ったのだという。ところが皆のリアクションが小さく、しっくりこなかったのかさらに戸を叩き、同居人に「こらっ、やめろ」とcossiは注意されたという。かわいそうに……、と俺が言うと、同居人は「でもお菓子はあげたで」と言うので、なぜそこまでハロウィン的なことをしておきながら「いや、していない」と答えたのか良くわからなかった。孝学くんに至っては、ハロウィンがいつで、何をするのかも知らなかったため、cossiに「一体、なんなんですか?」と本気で訊いたと聞き、日本にハロウィンは無いと改めて知る。
本日。11月1日。早朝から仕事。昼過ぎに終え、昼寝。夕方に起き、飼い猫がやたらとあまえてくるのでしばらく抱き、今日、職場でビデオカメラマンの女の子にiPhoneの待ち受けにしていた飼い猫の写真を見せ「かわいいやろ」と言うと、全く悪気を持たずに「でも、猫って大体かわいいですよね」と言われたことを思い出し、飼い猫だとか飼い犬の写真を人に見せてはいけないと改めて知る。
その後、今年5月号のユリイカ「特集*クリント・イーストウッド」を、先月30日にようやく『チェンジリング』、『グラン・トリノ』を観たので、改めて読む。再び蓮實重彦と黒沢清の対談をはじめ、イーストウッドに関する考察を細かく読んだが、彼の映画を観る度に感じる「なにかが変」、違和感とも言えるひっかかりについて自分に言葉が生まれるかというとそうではなく、ああ、皆やはり「なにかが変」って思っているのだなあ、という認識の共通の確認に終わる。しかしまあ、そのことが嬉しいのだけれども。
深夜、何か格好良い音楽を聴こうと思ってジョン・マッケンタイア(TORTOISEとThe Sea and Cake)をかけるも、なぜかいつのまにか『奇跡の夜遊び』を聴いていて、問診を受けたような気分になる。ところで、掲載の写真は神戸に行った際、手洗いを求めて立ち寄った大丸にいたペコちゃん。あと、三宮にはドクロのマークが描かれた真っ黒の風船を持った子供がたくさんいた。世の中、よくわからないことばかりだ。
