2009. 7. 5|SUN

今日は、相模くん演出の舞台作品を伊丹AI・HALLまで観に行くつもりだったのだが、ぐずついた天気に体調も悪く、寝過ごしてしまう。残念。
ところで2Mピクセル。初めて購入したデジカメの画素数である。SONYの「DSC-U30」という、それは今見ても非常にコンパクトな設計のものだった。その後、それが壊れたので、次にPENTAXの「Optio WPi」という、当時は珍しかった「防水使用」のものを購入する。6Mピクセル。デジタルの一眼も持っているが、普段使うものは今もまだその「Optio WPi」というモデルのワインレッド。
デザインの仕事の素材となるとそんなことは言ってられないものの、普段なんとなく撮る写真というのは、大して綺麗に写らないぐらいが丁度良いと思っているところが俺にはあって、だから、最近のモデルに良く見られる顔認識機能などどうだって良いし、とにかく大事なのは素早く撮れる、そして携帯しやすいということ。
で、「素早く撮れる、そして携帯しやすい」が今、俺においては「iPhone」になりつつあるのだった。携帯電話だからむろん携帯しているし、写真もすぐに撮れる。カメラというものは例外は多々あるものの、そして細かい比率は違えど、基本的に横長の構図を切り取るように作られているが、携帯電話のカメラは基本的に縦長。そんなわけでここのところ日記に掲載している写真に縦長が増えてきたのだが、結局なにを言いたいのかというとつまり、道具の変化によって、俺の「写真」は何の疑いもなく「縦長」になっていたということに気付き、ハッとしたということ。全然、違うのに。何とも思っていなかった。
そんな「iPhone 3G」は2Mピクセル。昨今では中古のデジカメを探すか、おもちゃとして作られているデジカメを探すかしなければ無い画素数だろう。「iPhone 3GS」は3Mだし。今日の写真は京都駅前。信号が赤の時にバイクに乗りながらポケットのiPhoneを出してパッと撮ったもの。信号の赤が停車中の車体や窓に反射して赤が印象的だったので、なんとなく真っ赤にしてみる。こんな不用意な処理を施してしまえるのもまた「たかが2M」だからだろうか。
しかしまあ、縦長。「富士日記」の時から拝読している宮沢章夫さんの日記では、昨年秋頃から縦長の写真が頻繁に掲載されている。それは明らかに「iPhone」の「素早く撮れる、そして携帯しやすい」作用だと推測できるが、しかし、それまでそれほど頻繁に写真を掲載していなかった宮沢さんの日記は、今年に入ってからはほぼ毎更新ごとに大抵二枚ずつ写真が掲載されるように変化していて、これは「iPhone」が携帯しやすく、写真を撮りやすい道具であるという特性を持つことからだけの作用ではなく、なんとなく「2Mピクセルの縦長写真」の「性質」そのものが大きく影響しているように思えるのだった。
果たしてその「性質」とは。となると、簡単に思いつくようなことは幾つかあり、それで十分処理してしまえるように感ずるものの、その反面、「2Mピクセルの縦長写真研究会」なんかが出来ても良いんじゃないかと思うほど奥行きのあるテーマに思えるところもあって、じゃあ、俺は一体このあと何を書くのかというと、これは日記だから、今日は夜、牛タンを食べた、とてもおいしかった! という様な感じで、そんなことを考えました、と締めるだけである。
雨は夕刻に少しばかり降り、一旦やむと、その後深夜にしとしとと降り始めたのだった。つづく。

