2009. 1. 29|THU
朝、楳図かずおの家のニュースを見る。景観を乱すという理由で提訴されていたことに関しての。
色々な角度からそのニュースについて考えたのだけれども、なんというか、どうしようもないことである。それなのに、軽薄な言葉ばかりを吐く番組出演者に気分を害してテレビを消す。
もうテレビに苛立ちを覚えて相当の時間が経つ。テレビは炭坑のカナリアなのか。
相対性理論『シフォン主義』が届く。『おはようオーパーツ』はかなりの名曲。風景を見せるための言葉と声の「抜き」が卓越している。
「今日の芸術」のために『さくらの唄』を再読。
夕方、アトリエ劇研にchikinの公演『豚』の折り込みチラシの「挟み込み」に行く。「挟み込み」に来た、と言っても冗談だと思われる。俺は、「挟み込み」に行ったのだ。俺が「挟み込む」とは思わなかったかもしれないが、俺にだって「挟み込む」ものがあったのだ。そして「挟み込ん」だ。「挟み込む」のになんだか緊張したのは、周囲のひとたちが「挟み込み」慣れしている感じだったので、あまり「挟み込ん」でいない俺が周りの「挟み込み」を邪魔してしまうような軟弱な「挟み込み」をしてしまうのでは、と不安になったからだ。思いがけず「挟み込み」はスピーディな作業であったため、一生懸命「挟み込む」。幸い、無事「挟み込む」ことができた。さて、俺が「挟み込ん」だのは、「SHIENYO|紫煙葉」のチラシ。オレンジの紙で、URLが書かれているだけのもの。
帰り路に業田良家『新・自虐の詩 ロボット小雪』を購入。帰宅し読む。なんて明確な傑作か。ああ……。
きついアルコールのような作品を大量摂取してしまったため、少し酔っている。体に毒だ。酔って、逆に醒めて景色がクリアに。今日は、温かかった。まるで、春先のようだった。夜が、良い匂いだった。早く、桜を見たい。でも、また冷えるだろう。雨だって降るだろう。何かあったわけでもないのに、人を馬鹿にするくらいなら、裏切られるほうがましだと思う。
